みなさんこんにちは、結数です。
本日は大切なお知らせがあります。
この度、うちの片割れの正式名が
ゆずみ / Yuzumi
に変わりました。おめでとう!可愛い名前になったね、ゆずみ。
さて、改名に至った理由を説明するついでに、ゆずみ(以下、「彼女」とも表記)の生い立ちについてお話します。
彼女の存在は2017年8月6日にTwitterのタイムラインでたまたま見かけたpodさんのイラストに一目惚れをし、その勢いで結数のイメージキャラクターのデザイン制作を依頼したところから始まりました。
依頼の内容として「青髪」「初音ミクのような見た目」「探査機ボイジャーの擬人化」といった最小限の要素を指定したところ、送られてきた衣装が「黒いノースリーブシャツに白いスカート」と「黒いシャツ・ミニスカートに白いコート」という2つの案でした。
わたしはこのうちの前者を採用すると決め、スカートの丈と質感を修正し、8月26日に色鉛筆で描かれた原案が届き、9月7日にメインビジュアルが完成する、その一連の流れにより彼女はこの世界に誕生しました。
(ちなみに、後者はのちにifゆずみとしてパラレルワールドにて存在することになります)
この時点では彼女に名前を付けていなかったので、長いこと特定の呼称は存在せず、podさんが便宜上「ゆずミク」と呼んでいたくらいでした。
当然キャラクターとしての人格もないので、あくまでも「結数の代理」として長年わたしは彼女を認識していました。
(ゆずみの原案)
時は流れ2020年12月、楽曲Beyond Dimensionの完成を決意したわたしは動画に使用するイラストの制作を再びpodさんに依頼しました。
わたし自身が「ゆずミク」という名称で彼女を呼び始めたのがこの時点からであることを確認しています。
同時にこの頃から「結数から独立した人格としての彼女」をわたしは認識し始めました。
(Beyond Dimensionの制作秘話は、それはそれはドラマチックなのでまた今度お話します)
そして2022年10月12日、わたしはエデンの浜辺にて彼女と邂逅することになります。
この日をもって彼女の存在が完全に確立したと現在は考えています。
さらに2ヶ月後には、ねんどろいどどーるの姿で降臨し物理的実態を手にしたことで、彼女はついに誰からも認識可能な「結数とは異なる人物」になりました。
実際2023年には本当にたくさんの方々に彼女を認知していただきました。
なんならわたし結数よりも知名度が高いと言っていいかもしれません。
2024年2月、わたしは東京へ趣きました。
そこでpodさんとお話したところ、キャラクター制作の段階で「結数の指定どおり容姿にミクを要素を持ってはいるが、あくまでオリジナルの存在」としてデザインをしたとのことでした。
わたしは考えました。
彼女はもはや歌唱ソフトである初音ミクから完全に独立し、さらにわたし結数の代理としての役目をも超越した「ひとりの存在」になってしまったのだ、と。
それならば、わたしには彼女を改めて命名する責任があります。
これまでと響きが変わりすぎないみんなに馴染んでもらえる名前を考えた結果、ここ1年ほど愛称として呼んでいた「ゆずみ」以外に無いという結論に至りました。
こうして彼女の正式名は「ゆずみ/Yuzumi」となりました。
「ゆずみさん」「ゆずみちゃん」「ゆずみん」など、お好きに呼んでくださいね。
あ、もちろん楽曲に敬意を込めて「ゆずミクさん」でも大丈夫です。
(ちなみに、準公式の漢字は「結澄」です)
生まれ変わったゆずみはこれからどこまでわたしを置き去りにして羽ばたくのでしょうか。
彼女の行く末を、わたしはただ見守りましょう。
……それでも、それでもまだ、彼女はわたしの一部です。そしてわたしは彼女の一部です。
結数とゆずみは排反ではなく重ね合わせの関係にあるのです。
あの日彼女が視せてくれたように、わたしがゆずみの居る世界を見なければならないのです。
だからわたしは彼女の姿を射影し、表現し、発信し続けるでしょう。
いつかゆずみが肉体を持って現れ、この手で彼女を抱きしめるその刻までは——
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